NK細胞療法の基礎知識

放射線すでにお伝えしたように、がんの治療法としてよく知られているのは放射線治療です。ほかにも化学療法や造血幹細胞移植といった方法がありますが、近年ではがん治療に免疫療法が用いられることも多くなってきました。NK細胞はナチュラルキラー細胞のことで、1970年に発見されたといわれています。腫瘍細胞やウイルス感染細胞などに対して大きな細胞傷害活性を示すのも大きな特徴と言えるでしょう。では、このNK細胞療法を用いることにはいったいどのようなメリットがあるのでしょうか。

いろいろなメリットがあると言われていますが、もっとも大きいのは副作用がないということでしょう。がん治療の代表格ともいわれている放射線治療は強い副作用があるといわれていますし、そのために放射線治療に抵抗を感じてしまう方も少なくありません。体にかかる負担がどうしても大きくなってしまいますし、患者さんにとっては相当ツライ治療となってしまうでしょう。進行した癌や末期のガンについては放射線による強い副作用が逆に寿命を縮めてしまうことも珍しくありません。NK細胞療法だとそうした副作用による心配がありませんから、それゆえに治療法として期待を寄せられているのです。続いては、放射線との組み合わせをする治療について紹介します。